FTPクライアントソフトを使ってサイトをアップロードする方法

2016年 08月 5日

ホームページをせっかく作っても、作っただけではインターネットで見る事が出来ません。
ホームページをインターネットで閲覧できるようにするには、FTPクライアントというソフトでアップロードをしてあげる必要があります。

今回はオススメのFTPソフトと使い方をご紹介しようと思います!

まずはサーバーとドメインを用意する

ホームページをアップロードするとしても、まずどこへアップロードするの?と言う事になりますよね。
ホームページをアップロードするにはサーバーを用意する必要があり、サーバーを利用するにはドメインが必要となります。

ドメインはこのサイトなら『http://yukineko-web.jp/』という、URLやアドレスとも言われるこの文字列ですね。
(厳密にはドメインとURLとアドレスじゃ意味がちょっと違うんですけどね…)

サーバーは簡単に言うとアップロードしたホームページを置いておく場所の事。このサーバーが無いとホームページをアップロードする事が出来ず、サーバーを使うにはドメインが必要になる、という事ですね。

このサーバーとドメインはレンタルサービスを行っている企業があり、そちらからそれぞれ年間3,000円程度でレンタルをする事が出来ます。
アップロードする為にはこれら2つが必要になりますので、あらかじめレンタルサービスと契約して準備をしておきましょう。

サーバーとドメインについて詳しく説明した記事もありますので、そちらも参考にしてみて下さい。
コラム:ホームページ公開に必要な『ドメイン』と『サーバー』って何?

FTPクライアントソフトをダウンロードしよう

サーバーとドメインの準備が出来たら、実際にホームページをアップロードしてみましょう。
アップロードする為にまずはFTPクライアントソフトをダウンロードする必要があります

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Windowsユーザーの間で最も有名なFTPクライアントソフトは『FFFTP』ではないでしょうか。
フリーソフトなので無料でダウンロードでき、シンプルな構造なので初心者でも扱いやすいソフトです。

FFFTPダウンロード:https://osdn.jp/projects/ffftp/

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FFFTPの他、私が使用しているFTPクライアントソフトは『filezilla』というソフトで、こちらもフリーでダウンロードする事が出来ます。
こちらのソフトもシンプルで使いやすく、初心者にもオススメのソフトです。
今回はこの『filezilla』でホームページをアップロードする方法をご紹介しようと思います。

filezillaダウンロード:https://osdn.jp/projects/filezilla/releases/

filezillaを使ってアップロードをしよう

filezillaのダウンロードが済んだら、インストールをしましょう。
インストールが完了したらfilezillaを開いてみましょう。場合によっては『更新チェック』のウィンドウが出るかもしれませんが、これは閉じてしまって問題ありません。

filezillaを開くと2分割された画面が出てきますね。
左側には自分のパソコンのフォルダやファイルが表示されており、右側には『どのサーバーにも接続されていません』という文字が表示されています。

まずはサーバーに接続する必要がありますね。

サイトマネージャーを開いてサーバーに接続しよう

filezillaの左上のメニュー『ファイル』から、『サイトマネージャ』を選択します。

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するとサイトマネージャの画面が表示されました。
私の画面ではすでにいくつか登録したサイトがあるのでいくつかリストが出来ていますが、初めてfilezillaを使用した方にはまだ何も登録されていないでしょう。

サイトマネージャ左下の『新しいサイト』からサーバー情報を入力して、サイトの登録をします。

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『新規サイト』というタイトルでリストに登録されました。
この新規サイトという名前は自分で分かり易い名前に変更出来るので、分かり易くこれからアップロードするホームページの名前などにすると良いでしょう。

右側には『一般』というタブの中に『ホスト』や『ポート』、『プロトコル』など様々な項目がありますね。
ここにサーバーの情報を書き込んで、サーバーとの接続を行います

サーバーの情報を書き込むと言っても、何を書き込めば良いのか分からない…。となりますが、これはレンタルサーバーの企業と契約をした際にメールで送られてくる、アカウント情報を参照する必要があります。

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私はサーバーはロリポップと言うサービスを利用しているのですが、どちらのレンタルサーバーを利用してもおおよそ同じ内容のメールが届いていると思いますので、それを参照しましょう。

まずはサイトマネージャの『ホスト』の部分に、メールに記載されている『FTPサーバー』に該当する部分をコピーして貼り付けましょう。

次に『ログオンの種類』の部分ですが、filezillaではここは最初『匿名』になっているので、これを『通常』に切り替えます。
通常に切り替えると『ユーザー』と『パスワード』が入力できるようになります。
ユーザーにはメールに記載されている『FTPアカウント』を、パスワードには『FTPパスワード』をコピーして貼り付けましょう。

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これで画面右下の『接続』をクリックすると、サーバーと接続する事が出来たのではないでしょうか!
もしかしたら『不明な証明書』というウィンドウが出てくるかもしれませんが、こちらもOKを押して閉じてしまって構いません。

因みにこのサイトマネージャはfilezillaを使用する度に開いて接続をする必要があるのですが、一度サーバーと接続すれば情報は入力されたままになっているので簡単に接続が出来ます

実際にホームページをアップロードしよう

サイトマネージャに情報を入力してサーバーと接続をしたら、先ほどは『どのサーバーにも接続されていません』と、なっていた場所にフォルダやファイルが表示されていると思います。

私の画面ではすでにいくつもファイルをアップロードしているのでフォルダでいっぱいですが、初めての接続であればいくつかファイルがあるだけかもしれませんね。
この画面右側に表示されているファイルが、実際にインターネット上で閲覧できるファイルと言う事になります。

左側には自分のパソコンのフォルダやファイルが表示されていますが、この中から自分がアップロードしたいものを選択しましょう。
選択したら右クリックから『アップロード』を選択すると、右側のファイルの中に追加されます。
これで手元のファイルがインターネット上でも見れるようになりました!

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ここで自分で作ったホームページをアップロードする事で、インターネット上でもホームページが閲覧できるようになります
『index.html』というファイルをアップロードしたのであれば、取得したドメインをインターネットで検索してみて下さい。
アップロードしたindex.htmlが表示されるはずです。

FTPソフトの使い方 まとめ

filezillaによるホームページのアップロードの仕方をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
何となくサイトマネージャは文字も多くて難しそうに思うかもしれませんが、ちゃんとレンタルサーバーの運営から送られてきたメールを見れば難しくないはずです。

1回接続が出来てしまえば、後はインターネットで閲覧したいファイルを選んで『アップロード』を選ぶだけ!
覚えてしまえば特別難しい事は何もないので、是非使いこなしてみて下さいね。